ものづくり

 目まぐるしい変化で、ここしばらくずっと走っているような気持ちがする。よい変化なのだろうけれど、それでもたまに不安になったり、立ち止まりそうになったり、だけど、またぼんやりあたりを見回して、歩き出したりする。多分、道草は、思っているよりも大事なんだろう。だけど、大学院への進学を諦めたわけではない。わたしの中には、依然として、生き残るための課題は残っている。遅かれ早かれ、それを何らかの形にしなくては、このまま死ぬことはできない。判断としては、今すぐ苦しんで生み出すよりも、もっと自然な形で生み出そう、と思っている。わざわざ帝王切開せず、自然分娩のほうがいい、ということだ。わたしは、周りよりも歩みが遅いし、判断も遅い。迷っている時間が長いから、仕方がない。面倒な手続きも多いから、こういう回り道な生き方しかできないけれど、それでもいいんだ、と思えるようになってきた。生み出されなくちゃいけないものがあるなら、それはきっといつか自然に生まれだしてくるから。だから、大丈夫。そう信じて、新しい挑戦をしようと思っている。


 最近は、ずっとハンドメイドをしている。趣味だった編み物を再開してから、まるで、自分の中の足りないものを埋めるかのように、ずっとずっと編み物をしている。それは、二ヶ月前から変わらない。むしろ、今の方が糸に溺れるような日々だ。幸運にも、コースターなどの小物を作る依頼を受けて、それをやりつつ、ストールやワンピースをもくもくと編む。手を動かすだけで、どんどん出来上がっていく編み地を見るのは気持ちがいい。ほんとうに気持ちがいい。
 
 ものづくりって、大事ね、と思う。自分の手で作り出していくと、いろんなことが見えるようになってくる。必要なもの、不要なものも。だから、生きるのが簡単になるし、楽になる。作り出していないと、常に不安だ。だから、わたしは、今日も、明日も、多分、これからしばらくずっと、ものづくりに励むのだと思う。

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