coyote


 coyoteが復刊した。
 復刊号は、野坂昭如特集。黒田征太郎さんが野坂氏に送り続けた葉書が秀逸で、ずっと眺めていたくなる。それぞれに背景がある、そんな絵。それが嬉しくて、気になるバックナンバーなども手に入れた。万年金欠なので、amazonの中古で間に合わせた。

 今、読んでいるのはno.44のストックホルム特集。最近、ヨーロッパや北欧の生き方がすごく気になる。わたしが思う、豊かな暮らしを実践してる人が多いな、と本を読んでいて思うことが増えたから。今まではなんとなく好きじゃないと思っていたドイツや、フランスも、今では興味を持ってるし、ストックホルム(というか、スエーデン)も、ミーハーな人が好きな場所、と少し小馬鹿にしてたんだけれど、印象が変わった。
 人生を楽しむ、ということができる人々、が、最近羨ましい。それは、今の自分の生活に、なんとなく疲れているせいかもしれない。あまりうまくいっていない、と思う。日々の生活、ご飯を食べるとか、掃除をするとか、楽しく会話するとか、一生懸命働くとか、そのいずれにも満足できていない、そんな気がする。慢性的な欲求不満というか。もっと、満ち足りた気持ちで眠りたい、生きたい、ってそんなことばかり考えている。だからなのか、豊かな生き方をしている人々について、知りたいし、読みたいと思うのかもしれない。
 
 ストックホルムの人々の生き方はもちろん、価値観がいいなぁ、と読んでいて思った。みんな、裏表がないように見えるし、きちんと自立して、自分の価値観で物事を判断しているように思えた。日本での生き方とはまったくちがった豊かさを感じられた。読んでいて、元気がでてくる一方で、今の自分の生き方がまるで真っ黒な穴みたいに思えて寂しくなった。だからといって、読むのを辞める気はないのだけれど。気持ちがcheerされることを祈りながら、またページをめくろうと思う。

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