家事のあれこれ、読書のこと。

 今日、新しいパソコンが我が家にやってきた。大学生のころから使っていたMacBookが、突然うんともすんとも言わなくなり、どうするかしばらく悩んだのだけれど、新しい家族をお迎えすることになったわけだ。Andyさんの協力と、ふたりで少しずつ貯めていた五百円貯金のおかげで、なんとかなった。ほんとうに助かった。

 
 二月末ごろから、日々の家仕事、掃除のやり方を、少しずつかえている。そろそろ習慣として身に付いてきたかな、と実感できるようになってきた。同居してるAndyさんも、そのお父様も、少しずつその変化に慣れてきているようで、感心する場面が増えてきた。
 家事には終わりはないけれど、自分なりのルールを設けて、それを日々ひとつひとつクリアしていくと、不思議なほど達成感があるし、住まいもきれいに片付いて過ごしやすい。わたしは、家事が苦手だとずっと思っていたけれど、そうではないのかもしれない。大事なことは、自分のルールを設けること。それをきちんとクリアしていくこと。自分が変わったら、まわりも自然とそれにあわせて変化していく。もちろん、その変化が心地よいから、まわりも変わってくれる。試行錯誤しながら、自分にとっても、一緒に暮らす人々にとっても、気持ちよい環境をつくれればいいなぁ、と思う。


 安部公房の「白い蛾」という短編を読む。ねむたい、ぼんやりとした頭で読んだのだけれど、登場人物の語りがとても巧みで、まるで短い映画をみているような感じだった。白い蛾が、白い花にとまって少しずつ衰えていく姿は、読み手にも不思議な悲しさと、寂しさを感じさせるものだった。とても好きな短編だった。

 あと、少し前に石牟礼道子さんの「夢のまた夢」(『文學界』2012年5月号掲載)を読んだ。こちらも短いお話で、ぐいぐい語りの力に引き寄せられてしまうような文章だった。自分自身が、その文章の登場人物になったような心持ち。尊敬しているものかきの先生は、石牟礼さんのことをよく聞かせてくれる。いままで興味はあったけれど、初めて読んだのがこの作品だった。きっと読もう、もっと読もうと思える出会いになった。

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