Água com gás 〜 炭酸水 〜

 

 炭酸水はおいしい。甘いソフトドリンクより、はるかに飲みやすいし、変な後味が口の中に残ることもない。人工甘味料の後味があまり好きではないわたしにとって、炭酸水は助かる存在だ。


 お酒を飲む習慣のない両親のもとで育ったせいか、15歳まで味のない炭酸水が存在することすら知らなかった。ブラジルで初めて炭酸水を飲んだとき、味のないしゅわしゅわに違和感を覚えたけれど、それもほんの一瞬のこと。すぐにおいしいな、と思うようになった。

 わたしが本格的に炭酸水を愛飲するようになったのは、先天的な糖尿病をもった人との出会いがきっかけだった。彼女は、炭酸水を1日に必ず500mlは飲んでいて、それが彼女の腸の働きを促してくれるんだと話していた。わたしも、もともと胃腸がそれほど強くなくて、そういうもんかと思って真似する気持ちで日常的に飲むようになった。

 たしかに、炭酸水を飲んだ後は、胃腸のむかつきがおさまる気がしたし、お通じがよくなったような気もした。だけど、なによりわたしが好きだったのは、炭酸を飲んだ後の爽快感。炭酸水を飲むと、落ち込んでいるときや、気が滅入る雨の日、極寒の寒空の日でも、ぱっと気が晴れる。太陽の気配がする。沈んだ気持ちがあぶくとともに、どこかへ消えてしまう。そんな気がして、元気になれるから好きになった。コップの中できらきらするところも好きだったし、無色透明なところもいい。

 いまでは、パートナーも炭酸水好きになるほど、我が家では炭酸水が浸透している。すっきりするし、飽きることもない。シンプルなものが好きなわたしたちらしいようにも思える。ウイルキンソンも、ペリエも好きだし、今でもいろんな炭酸水を飲んで好きなものを探している。写真の炭酸水は、Bolleの綺麗なボトル。形が可愛くてなかなか捨てられずにいる。電車に揺られながら、炭酸飲みたいなあと夢想しています。


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