この瞬間



 ここしばらく連休続きで、ろくに働いていなかったせいか、今日久々に出勤となったとき、全然働くというモードに切り替わらなくてたいそう苦労した。かといって、普段からバリバリ働いているわけでもないのだけれど。



  職場ではいやだな、とか、なんでうまくいかないんだろうとか、そんなことを考えることがとても多い。入社したばかりの頃、いまはもう職場にいない先輩が「1年後には楽しくなるよ」といっていたけれど、わたしは一向に楽しく働けるようになる気配がないのでどうしようかと困っている。わたしは空気を読んだりできないし、タイミングをはかるのが下手だし、なにより、コミュニケーション力が著しく乏しい。そういう”人間力”の乏しさが原因なのだろうとは自分でもわかっているし、改善しようと努めてはいる。全然足りていないということもわかっているし、やる気が足りないと言われたら否定できない。自分なりには、という言葉はとても都合がいい。

  だから、このままずるずるやっていていいのか、と思うこともある。いつだって、どこかへ逃げ出したい自分。人との人間関係を作りたくなくて、作れなくて、その場から逃避したい自分。いつだって、ここじゃないどこかを夢見て夢想する自分。だけど、そんなことになんの意味があるんだろう。たまに、そうやって生きていることが嫌になる。

  でも、そんな風に今を悲観してばかりではんどうしようもないよな、と今日帰りの電車の中で思った。いまは、本当にいまだけだ。このままずっといまが続くわけではないし、わたしは日に日に年老いていく。この一瞬は一度流れたら、もう二度と戻らない。今日話した人との会話は、もう二度と同じようにはいかない。今日この瞬間は本当にいまだけのもの。そのいまだけの瞬間や時間を、嘆くばかりに使ってはもったいないな、と。

  もし、悲しいまま帰宅している途中で、事故にあって死んでしまったら?そのとき、わたしは悲しいまま死んでしまうだろうし、そんなのは本当にどうしても嫌だ。だったら、悔いのないようにしたい。したくないことでも、自分にむいていないと思うことをしていても、できる限りのことをやって、前を向いて行かないといけないなと思う。

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