恋人のいる風景



 風邪をひいた。喉からくる夏の風邪で、結構苦しい。昨日は、嫌いな医者へも行ったくらいに。粘膜がおじゃんになるには、時間はかからないんだな。今回の風邪で、それを痛感したところ。薬の頼りになるのは好きではないけれど、たしかに、楽にはなっている。パートナーの看病の甲斐もあってのことだ。彼がつくってくれたおかゆも、とてもおいしくて、元気がでた。風邪をひいたとき、そばに人がいると、こんなにも安心するものなんだね。家族とは、また違うけれど、だけど、同じように安心した。


 恋人がうちにきて、今日で一週間。だけど、この夢みたいな日々も、今日でおしまい。またしばらくは、離ればなれになる。はじめのうちは、心配だった遠距離恋愛も、なんだかんだいって、うまくいっている。会いにいける距離にいる、ということが救いだ。このさき、どうやったら遠距離から、近距離へと移行できるか、それぞれ考え中。大人になったからこそ、できることがある。ある程度のわがままと、挑戦は必要なのかもしれない、と心の隅で思う。
 昨晩、ことのあとで、下着をはかずに、すーすーと眠ってしまった。夜中語り合おうと思っていたのにね。だけど、一緒に眠るのも幸せではある。今は、横で眠る彼の背中を見つめながら、かたかた音をたてている訳で、この行為はなんなんだろう、と考える。まぁ、いいや、そんなこと。

 恋人のいる風景に慣れてしまったけれど、横にいなくても、強く、ちゃんと生きていかなきゃね。

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