図書館にて

 朝イチで、大学の図書館にやってきた。もちろん、卒論をやるためだ。今日は、あえて自分のパソコン持ち込まず、大学の備え付けパソコンを使うことにした。そのほうが、集中できるかな、と思って。それにしても、まだ誰もいない図書館はいいものだ。静かで、物音がしない。でも、この静かさが、逆に気になったりしている。
 今朝、大学までの道のりを歩きながら、讃美歌を聞いていた。この歌を、覚えなくちゃいけないなぁ、とぼんやり思いながら。たまに口ずさんだりして、でもはっと我に返って黙る。さて、クリスマスまでに覚えることができるだろうか。それ以前に、友人たちとあわせなくちゃいけないことも考えると、ぼんやりはしていられないのだった。
 図書館のあまりの静かさが気になるから、この音源を聞きながら卒論をやろうと思う。歌に聞き入っている場合ではなかった。でも、もう少しだけ、ここでもたもたしたい。

 昨晩、ようやくアルバイト先の店長からメールの返信がきた。ここ数日の緊張が、少しだけほぐれた気がした。バイトを「辞めたい」と伝えてから、一週間近くが過ぎていた。先日も直接話す予定だったのに、店があまりにも忙しくて、それどころではなかった。でも、このままずるずる先延ばしにするのも良くないと思っていた。で、再度話をする時間を作ってほしい、とメールをしていたのだった。前のメールでは返信がなかったものの、今回はさすがにあった。私の緊張感とは裏腹に、店長はあっけらかんとしていた。「あぁ、こんなもんなんだな」と、今まで緊張していたことが、一気に馬鹿らしく思えた。馬鹿らしい、なんて言ってはいけないのかもしれないけれど、やっぱり私は緊張しすぎだった。だから、髪の毛があんなに抜けてしまったのかな、と今更ながら思う。だけど、抜けてしまった髪の毛は、一瞬ではもとに戻らない。また根気よく治療を続けるしかない。

 弟から、一枚のCDが届いた。弟が撮りためた写真だ。最近、彼はめきめきと腕をあげている。すごいなぁ、と思うことしかできないのだけれど、うれしくもある。弟が楽しそうにしていると、心の底からよかった、と思える。私も幸せになりたいが、彼にも十分、幸福になってほしい。

 あ。そういえば、数日前まで紅く色づいていた椛の木が、いつのまにか、はだかんぼになっていた。季節はやっぱりめぐるのだなぁ。きっと、冬もすぐに過ぎ去って、気づけばまた、春になっているのだろうな。来年のこと、卒論が終わったら、動き出そう。目標のためにもね。
 よし、卒論やるか。ってか、やれ、自分。

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