阿飛の糸
阿飛(アフェイ)の糸がなかなかいい感じである。

阿飛というのは、大好きな映画、『多情剣客無情剣』に出てくるキャラクターのこと。ワイルドなんだけど、ある一人の女性にかなり長いこと翻弄される魅力的な人物。

私はこの阿飛が大好きなので、糸を作ることにした。
まずは、阿飛の特徴的な毛皮のベスト?のような着物。これを基調にワイルドさや無骨さをシェットランドのウールで表現した。シェットランドウールは柔らかいメリノウールなどと比べて毛が固く、ごつごつした感じで弾力がある。この感じが阿飛にぴったりだと思った。

毛皮の着物を基調とした糸と、その糸とより合わせるためのもう一本の糸、これは阿飛が毛皮の下に着ている茶色っぽい色で作ることにした。こちらもワイルドさを出すためにシェットランドで。
2種類の篠を作って双糸にして、阿飛の糸が完成。
これは、ワイルドな時の阿飛の糸なので、今度はダメフェイ*の時の糸も作ってみたい。
*ダメフェイとは、とある女性に惚れていて、周りが見えていない時の阿飛のことをさす。

この阿飛糸どんなふうに使おうかなあ。ブランケットにもしてみたいし、販売用の糸にもしてみたい。
それでは、このへんで。