糸を作る時に気をつけていること
糸を作る時に気をつけていることについて今日は書いていきます。

【篠作りの時気をつけていること】
1 色選び
まずは、色選びに一番気をつけています。どんな色にしたいか頭でイメージしている色と、ウールの色を近づけ、選び取っていきます。
私はカラフルなたくさんの種類の色が入ったウールのセットをよく買っていて、その中から自分のイメージにぴったりのウールを選んで使っています。
2 混ぜ具合
次に気をつけているのは、2色以上のウールを混ぜ合わせる時の混ぜ具合です。
ウールの色を混ぜるとマーブル模様のようになり、大変綺麗です。しかし、色を混ぜ過ぎてしまうと、ぼやけたような色になり、たくさん色を混ぜた絵の具のように、茶色やグレーに近づいていきます。

結構、混ぜ具合は自分のさじ加減なのですが、楚原糸(写真左)のような幻想的な雰囲気の糸を作りたい時は、混ぜるのを少し多めに、ショウブラ糸(邵糸:写真右)のような、パキッとしたはっきりした色を出したい時は、あまり混ぜないように気をつけています。
3 双糸にする時の振り分け
糸は1本でもいいのですが、2本の糸をより合わせて1本の糸にしたほうが丈夫になります。このより合わせた時にも、糸の色が混ざり合うので、印象が変わってきます。ですので、あらかじめ篠を2つの山に分け、糸紡ぎをする順番を考えながら並べます。この順番によってどんな糸になるか決まります。同じような色の糸を双糸にした時合わせたいのか、全然違う色同士を双糸にしてコントラストをつけたいのか考えます。
どういうふうに双糸にするか、糸紡ぎを始めたころは、あまり考えていなかったのですが、最近はそこも意識して双糸にするようになりました。

【手紡ぎの時気をつけていること】
1 糸の太さ
糸の太さに気をつけています。どんな糸にしたいのかによって、太さが変わってくるので、自分のイメージした太さになるように注意します。
私は太く紡ぐより細く紡ぐほうが難しく感じるので、まだものすごく細い糸は紡げないです。日々の糸紡ぎで練習しています。
また、糸の太さが均一になるようにも気をつけています。ただ、どうしても手作業なので、気をつけていても太くなってしまうところもあります。ポコポコした糸になってしまうのですが、そこもとても味があって可愛いです。私は糸紡ぎのこういうところがとても好きです。
2 糸のテンション
初めて糸紡ぎをした頃は、足でペダルを踏むスピードと手のスピードが合わなくて、糸をより過ぎたり、逆によりが甘かったりしました。少し経験を積んだ今では糸のテンションを一定に保つことに注意しながら、紡げるようになりました。まだまだ、より過ぎたりしてしまうことはあれど、均一な糸目指して日々糸を紡いでいます。

こんな感じかなあ。
もっと糸紡ぎが上手くなりたいので、毎日糸車に乗っています。
もう少ししたら糸がSHOPに並ぶので、楽しみにしています。
これからも、たくさんの糸を紡いでいきます。